せっかくロードやクロスバイク買うなら「お店」で買いましょう

大事なスポーツバイクをせっかく買うなら「お店」を選んで買いましょう!

サンクスサイクルラボ西葛西店は「TREKコンセプトストア」なので、他メーカーの自転車の整備をしないと思われている方も居ますが。。。基本的にどこのメーカーのスポーツバイクも受け入れて居ます。(専用部品が必要な場合お客様に手配していただいたり、条件的にお店の考えるクオリティに満たない場合はお受けできない場合もあります)

点検や作業で様々な自転車をみたり、様々なユーザーさんとお会いする機会がたくさんあります。その中で少々気づいた事があり「あー炎上したら怖いなー」(笑)なんて思いながら書きます。

■通販って凄く便利ですよね!

WEB見て「ポチッ」と押せばモノが届く。私達の生活では最早インフラといっても良いくらい「ネット通販」は普及しています。私達の発注作業自体もオンラインで行われて居て、システム的には通販の仕組みと変わりません。契約とか色々あるのでそれだけではありませんけどね。

実店舗へ足を運ぶ事なく、その移動時間も節約できて、、、面倒臭い店員からマウントされる事もなく、引き取りに行く面倒もなくて、、、家に自転車が届けられる。しかも大抵の場合「安い!」そう思われています。ネットで見る情報だけで比較したら、確かに安い!って思います。

■モノの値段には理由があります

 

当然モノには「製造原価」とか「流通コスト」とか諸々のコストがあるので、値段が安いものにはそれなりの理由があります。世の中の通販業者さんに素晴らしいところも沢山あります。またそれと同様に実店舗を構えて居てダメなお店がある事も事実です。
余談ですがTREKのバイクは通販で売られる事はありません。全て「対面販売」(実店舗を通しての販売)となります。

でも、大抵の場合「安さ」って魅力的なのでそれを理由に通販を選択される事多いかと思います。それ故に学生さんや、若い方に通販のバイクを選ばれる方が増えて居るように感じます。今のデジタルネイティブ世代は、ワタシのようなオッさんと違って、通販に対する心理的なハードルも低いと思います。
ハッキリと言える事は、ネット通販での自転車販売には「安全にとって不完全な状況」というのが現状ではあって、その事によって安全でないスポーツバイクが増えているように感じています。

・自転車の選定を(機種・サイズなど)ユーザーに委ねてしまっている。

お店では「どんな事をしてみたいか?」「どんな場所を走るか?」「周りに仲間がいるか?」そういった事をお聞きしながら、お客様と一緒に悩みながら1台のバイクを選んでいきます。それは8万円のFX3であっても100万を超えるProject ONEのバイクであっても同じです。
話しているうちに「自分のやりたい事」に気づかれる方も居ます。今はスポーツバイクが無くても良いのかも。そう思われる方もいます。そうやって1台の相棒を探すお手伝いをしています。なので、サイズが合わないとか、やりたい事に不向きな車種を選んでしまう事はありません。
どうしても作り込まれたWEB上の情報だけだと、今はメーカーサイトだけではなく、それらを纏めたブログなどもあって、情報の海に溺れるだけで本質に届かない事がよくあります。

・自転車のクオリティ自体のバラツキがありすぎる

今では「ネット通販専業」という大手メーカーもあります。高性能なバイクを作ってレースでも活躍して居ます。その反面整備に持ち込まれた際に、あまりにも部品のクオリティやフレームの精度が悪すぎて、サンクスサイクルラボとしてのクオリティを満たせない(できました!とお渡しできない)モノもあります。
比較的安価なスポーツバイクに「シマノ製コンポーネント使用!とか書かれていて、それを基準に高性能を謳うものを見たことありますが、、、それって「日本人です!」くらいの意味しかありません。やー!あの人は日本人だからきっと良い人だよ!とか言われても困るでしょう?良い人だっているし、悪い人だっている。

 

これからスポーツバイクを始めようと思われいる方、その選定眼に自信がありますか?ネット上で書かれた「本当にユーザーが書いたレビュー」と「お金で買われたレビュー」「知識が豊富な人によって書かれたレビュー」と「思い込みによって書かれたレビュー」それらを全て読み分けて吟味できますか?結構難しい事だと思います。

・組み立ての最終工程をユーザーに委ねてしまっている

 

多くの販売店さんが「ネット通販の自転車」に対して苦い顔をする部分はここにあります。大抵の通販の自転車は7〜9割の組み立てを終わらせた製品を箱にいれてユーザーの元に届けられます。
細かいマニュアルが付属し、ある程度の工具が付属しているモノもあれば、必要なトルクも掛けられないような工具が付属しているものもあります。マニュアルに関しても、日本語ではないもの多くあります。

ちなみにその最終工程とはどういった部分なのか?というと「ハンドルの固定」「車輪の取り付け」「ペダルの取り付け」といった部分です。最低でもこういった作業を必要とします。ちなみにハンドルの固定などは一歩間違えれば転倒して命を失う可能性だってあります。

これは以前にあった事例なのですが、とある男の子がお店に自転車を修理してほしいと持ち込まれました。「歩道で人を避けようと思って、ハンドルを切ったらハンドルが曲がって転んだ。なので修理してほしい」そうです、ハンドルの固定部の締め付けトルクが足りず、ハンドル操作をした時にハンドルが廻ってしまったのです。通販で買われた自転車だそうです、組み立ては親御さんがされたそうで。。。ホント、車道だったら死んでた可能性もあります。

時々ネット上で「今の自転車はプラモデルみたいなものだから誰でも組める」そういう方もいらっしゃいます。「オメー!本気でプラモ作った事ねーな!」というオジサンが大量に湧いてきそうですが(笑 その辺の話はお店でしましょう。モノグラムのプラモとか箱絵がいいですよねー

自転車の組み立てはどの作業であっても安全に直結します。ネジ一本で人が死ぬ世界です。大げさな話ではありません。サンクスサイクルラボでは半完成品でメーカーから送られてくるバイクも、しっかりとチェックをして組み立てをしています。安心して乗れるクオリティにしてお店のドアを出ていって貰えるようにして居ますよ。

・必要な納車説明を省いてしまっている

自転車の購入時には納車説明というものを実施しています。機能の説明や、操作の方法、お手入れの仕方など様々な項目があります。またサドルの高さや各レバーの向きなども設定します。
初めてのスポーツバイクなのか?それとも2台目なのか?それによっても、説明の内容は変わります。質問をされる箇所も変わりますし、皆様それぞれ違うのでお話の仕方も変わります。通り一辺倒なマニュアルのみで説明できるようなものではありません。最近はそれ用の動画もあるようですが、一人一人に合わせる事は難しいです。
また、ザッと説明しても忘れてしまう事沢山あると思います。そんな時には、弊店でお買い上げの方であれば、何度でもお店に聞きにいらしてもOKです。

最近ではネット上での販売店さんで「もしわからない事があったら、自転車店に持ち込んで説明してもらってください」そういう業者さんもあるようで、実際にそういった事例もあって、少々驚いています。

 

ロードバイクやクロスバイク乗りたいな。。。そう思ったら、ネットの海に溺れる前に先ずはお店にいらしてください。

最近は進学や進級時に、ロードやクロスバイクを買われる方が増えています。値段や様々な理由でネット通販も検討対象にされる方も多いと思います。もしかしたら、お子さんが選んだモノが通販のものだという場合もあるでしょう。
とにかく駅へのアシが必要だから「とりあえず安いの」「ガチじゃないし」「そんな飛ばすわけでもない」そういう理由で値段を中心にバイクを選ばれるかもしれません。すぐに届くし、お店行かなくて良いしワタシのウザいトークとオヤジギャクを聞かなくて良いし。そもそもこれだけの長文書く時点で人間性もウザそう(笑

でも「ポチっ」とする前に一度お店に足を運んでください。
別にサンクスサイクルラボでなくても構いません(本音は、、、というか絶対きてね)スポーツバイクの世界に魅入られたからこそ、この仕事を選んだ人たちがそこには必ずいます。当然通販の業者さんにもそういう方が居ることも存じております。

「自転車は店と人で買いなさい」

これはワタシの友人が、弟さん自身のバイク検討時に言った有難い言葉です。ホント自転車屋冥利につきる言葉です。ぜひ、一緒に自転車を選びに遊びにいらしてください。せっかく買うんですから、色々な販売チャンネルで大切な「相棒」選びをしてください。

と、いうことで「サンクスサイクルラボ 西葛西店」に遊びにきてくださいね!そして、最初の1台は是非「対面販売のお店」で手に入れてください!

 

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