オーバーホールはどんなタイミングが適切?

オーバーホールはどのタイミングで実施するのが適切でしょう?

この作業台に乗っているEmonda ALRですがワタシ個人的に思い入れのある車輌でして。。。実は弊店で販売したロードバイク 1号機なのです。この写真は年末のライドを終えてOHに入庫し、丁度作業に入るタイミングで撮った写真です。

このライダーは「1年に10000キロ乗る」というチャレンジをされております。フレームは約30000キロを走破したもので、前回の重作業は夏頃に、ワイヤー類&チェーン類をザックリと入れ替えるというものでした。

今回は「オーバーホール」(以下OHに略)のご依頼を頂いたというわけです。

よくOHになるパターンで「なんか調子悪くて持ってきたらOHって言われた」があります。この際は予期せぬ出費という感じになりますし交換箇所が読めないというポイントがあります。
このライダーのようにライトメンテナンスに定期的にお持ちいただいて、各部の消耗具合をチェックしながら、OHの予定を計画的に入れていたけるのがバイクを気持ちよく使うのに最適だと思いますよ。

今回はBBなどのベアリング類の交換と、3万キロにおよぶ走行で流石に各部のピポット類がダメになって変速が悪くなったリアメカの交換。
あとはチェーンやスプロケット類の交換がメインのメニューでした。
アルミのフレームですと3万キロ辺りだと、クラックの出る可能性もあり、洗浄作業後に細かくチェックしましたが無事でした。
大柄でパワーのあるライダーなので部品の消耗の仕方も、やはり違ったりします。この先どういう使い方をするかも解っているので、使うグリスだとかも少し変えてあったりします。

定期的に交換されているブレーキシューやタイヤなどは、まだ消耗限界ではないので交換は見送り。こんな風に細かく「使い方」に合わせてご相談できるのも、日頃のライトメンテナンスのお陰だったりします。

こんな風なコミュニケーションを取って、カスタマイズできるのが「お店でちゃんと買う」メリットだったりしますし、上手なお店の使い方だと思いますよ。

ちょっと暗くて見づらいですが、オマケで軽く磨いて見ました(笑

新車で納めた時よりも、こうやって「しっかりと乗られているバイク」の方が「◯◯さんのEmonda」って感じがして好きなんですよね。

そうそう表題のタイミングですが、冬場や夏などちょっと乗るのが億劫になる時期が最適ですし、樹脂系の消耗品などもありますから、最低でも2年に1回。もしくは1万キロに1回(その前に消耗品の交換が前提)乗る人だったら1年に1回は必要だと思います。
何はともあれご相談くださいね。

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