今よりも少しでも走れる様になりたい!そんな方のフィッティング

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今回のフィットはレースに参加する女性ライダーさん

時々トレーニングライドに参加されてる女性ライダーさんが今回のクライアント。シクロクロスという自転車競技の「CL1」というトップカテゴリに参戦中で、今シーズンは徐々に走れる手応えを感じてきているそう。
ロードの「トレーニングライド」に何度かご参加頂いていて、走りかたの特徴や特性は何となく理解はしていました。

メインの種目は「シクロクロス」なのですが、やはり自転車競技の基本は「ロード」と「トラック」なので(8の字だけしてるシクロクロッサー速くなんないですよ)ロードのトレーニングにも目が向いてきた様子。
アセスメント時のインタビューには比較的長く時間を取る方ですが、このタイミングで「トレーニング相談」などになる事も多いです。

ライダーから相談ポイントとしては

・斜度のキツいところが極端に遅くなる
・ローラー台に乗る時サドルに接した右脇側が痛くなる

フィッター側から見たポイントとしては

・フォームが全体的に詰まり気味
・ペダリング時の関節角度が左右で不均衡
・ペダリング時の筋肉の使い方に改善点がありそう

こんな感じの印象を受けました。

ライダーからのご相談のポイントとしては、一緒に練習している時から「上手いなー」という印象がありましたが、確かに急斜面の時のパンチに欠けるのはアセスメント時に思い出したのです。
この辺の相談はフィッティングの範疇から少し外れてしまうのですが、ある程度のアドバイスだとか方法論についてお話はできると思います。
「トレーニング時に毎回必ず記録を取る事」「それを解析する事」「フィジカルに関してはストレングストレーニングをトレーナーの元で実施する事」こういった処方箋を提案しました。

現状の成績から上の成績に行くには、女子の選手の場合ある程度メンツが固定されているので「何をすれば良いか」は解りやすかったりします。「スキルを活かすためのフィジカル」が必要で、それがどの部分であるか?という観点のお話です。

ローラー時のサドルの痛みについては、インタビューを進めていくうちに「使用するレーサーパンツによって痛みが出たり出なかったりする」という事だったので、要素の中に「パッドの劣化」があるのではないか?と推察。ただ、骨盤自体の傾きも影響しており足長差が生じていると言うのは、関節角度の不均衡に現れていました。

左右の不均衡は機材だけで解消できると言う訳ではなく、トレーニングによっても解消されるという事をお話しした上で、サドルを坐骨幅に大して狭かったセライタリアから「アイオロス」に変更しました。
シート高と前後位置を見直し、ペダリングスキルの指導とを行います。

ハンドルは幅は申し分ないのですが、形状的に下を持った時の納まりが悪く指を届かせづらいという印象だったのでDedaのアナトミックシャローからフィジークのR3「スネーク」に変更しました。ステム長を10mm伸ばしハンドル位置と高さを調整しました。また左右差に対してアプローチするべくサドル高の調整を行い、フォームやハンドルの持ち方等を再指導してフィットが完成したという感じです。

「モノの位置を変えるだけ」「モノを変えるだけ」「数字に当てはめるだけ」では片手落ちです。そのライダーをよく知り「何を達成するか」「どんな事をしてみたいか」を考えていける様なフィットを目指しております。

ご興味がおありでしたら、いつでもご相談くださいね。


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