「バイククリーニング」は整備作業です

「バイククリーニング」は整備作業です!

みなさまは「バイククリーニング」にどんなイメージを持たれていますか?以前「ウドントミカンさんの動画」でご紹介を頂き沢山のお問い合わせを頂戴しております。頂戴するお問い合わせなどをお伺いして最近気がついた事があるのです。

「バイククリーニングはお掃除のイメージで、整備作業と認識していただいてない」

という事なんですね。

ウドントミカンさんの動画でも言ってたりする事なのですが「バイククリーニング」は整備作業なんです。イメージとしては「車のオイル交換」と同義だと思ってください。
「チェーンやスプロケットなどに使われている油脂類を入れ替える作業」これがメインの目的で、同時にブレーキ周りや他の部分の洗浄をして部品の寿命を伸ばす作業でもあるのです。

ちなみにモノにもよりますが、チェーンルブの性能が高いモノでも300-400キロ程度になります。皆さん思ってるよりは長くないんですよ(笑
完璧にやるのでなければ、ウェスなどで表面に付着した土埃などを綺麗に拭き取って、古い油脂を新しいオイルで追い出すように、追い挿ししてからウェスで拭き取るという「ところてん方式」でも良いのです。
ツールやステージレースなどで、レース毎にメカニックが洗浄して、点検して注油をするのは、ステージ距離が大体200キロから250キロで安全マージンを考えたら、毎日やる必要がありますね。

オートバイや車のスポーツ走行をされる方でしたらお分かりだと思いますが、エンジンオイルは1回サーキットに行ったら交換する方が多いと思います。ロードバイクやクロスバイクなどの「スポーツバイク」はこういった乗り物に近いというのは覚えておいても損はないと思いますよ。

 

 

 

どんな頻度でどんな整備作業をするか?

皆さんスポーツバイクに乗る時タイヤに空気は補充してますか?これ重要な整備作業なんですよ。「日常点検」って言います。

■日常点検(乗る度もしくは週に1回)

・タイヤの空気圧の確認

・タイヤの状態確認

・チェーンの注油状態の確認・もしくは注油

・変速の確認

・フレームや他のパーツの外傷確認

・異音の有無の確認

こんな感じになります。これはユーザーの方に漏れ無くして頂きたい作業です。これ実は最重要と言っても良い「整備作業」なのです。

■ライトメンテナンス(月に1回程度)

これはショップにお持ち込みいただいてする作業です。チェーンやブレーキパッドなどの消耗品類の確認や、変速の状態確認、各部パーツの状態確認、リアエンドなどの確認など、日常点検で行えない確認や点検作業をおこない、必要であればチェーンに注油をすると言うものです。

これはサンクスサイクルラボでは2000円で実施している作業ですが、弊社でお買いいただいた車体であれば「無料」です。
そして、この確認作業はとても大切な作業です、自転車の状態を確認して今後必要な作業をジャッジするものだからです。

■バイククリーニング(月に1回もしくはレースやイベント前後など)
説明が重複しますので細くは書きません。

・チェーンやスプロケットなどのドライブトレインの油脂類の交換(追い足し注油ではなく内部まで洗浄しての注油)

・ブレーキ周りのスラッジ類のの洗浄。

・バーテープやグリップなどの洗浄及びフレームの洗浄

これがバイククリーニングになります。つまり「日常点検」や「ライトメンテナンス」の延長線上にある「整備作業」という事なのです。

■整備作業のフローチャート

1「日常点検」(乗る度・もしくは週一回)

2「ライトメンテナンス」→「バイククリーニング」(月1回もしくは随時)

3これを繰り返して使用して1-2年のスパンで「オーバーホール」

 ↓

 

1に戻る

こんな感じのサイクルで整備作業をしていきます。これが理想的なのです。

バイククリーニングという作業の前提条件として、上記のような作業を繰り返されているものを基準にしております。前述の動画のような車体はアップチャージがつくものの、辛うじて「バイククリーニング」と「ライトメンテナンス」として施工されたものです。

■最近よくあるお問い合わせ

「オークションで購入した車体をクリーニングしたい」
「中古販売店で購入した車体をクリーニングしたい」

「ずっと乗ってなかった(置いてあった)車体を綺麗にして欲しい」

こういったお問い合わせは以前から頂戴します。「まず洗ってさえくれれば良い」というリクエストをお聞きする場合もありますが、洗浄と注油のみで解消しない作業の場合は、お受けする事が難しかったりします。
消耗してクリアランスの大きくなった部品に溜まったスラッジなどによって、状態が保たれている場合洗浄してしまうと動きが悪くなってしまう場合があるからです。この場合は、今までやってこられなかった作業の優先順位の方が上位になりますので、その作業をご提案致します。

また、中古などで購入されているものなどは、セルフビルドによって組み立てられているものですと、やはり「組み直し」の作業が優先されなければいけない場合もあります。お電話でのお問い合わせですと、その状況の判断ができない場合が大半だったりします。

バイククリーニングの作業のみで完結する場合は、継続的なメンテナンスがされているものとなる場合が多いのです。
バイクの状態確認を含めて、バイククリーニングが検索に掛かってご興味をお持ち頂いたのでしたら是非お持ち込みくださいね。

 

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