連載 ツール・ド・沖縄市民210キロ その1 準備&トレーニング編

▪️ワタシは果たして完走できるの?

当初140キロに出走する予定だったが、諸事情により210キロにエントリーせざるを得ない状況に。正直どうすれば良いのか?全く自信は無かった。ただ、来年はどうしてもお客様達にエンデューロレース以外のレースの楽しさを知って欲しくて、それにチャレンジして貰うためにも、先ずは自分がお手本を見せるべきだと考えました。正直な話、以前の自分から考えたら、こんな身体と準備状況で走るなど「恥」以外の何ものでもない。

ただ、それよりも不可能そうな事にチャレンジする楽しさと、レースに行く楽しさを伝える必要があると思ったので参戦を決めたのです。

トレーニングなどは到底出来ている状況ではなかった。ツールド沖縄は以前に200キロの時代には完走してる。しかしそれは8年くらい前の話。改めて2016年のレースリザルトを確認した。最終完走者は6時間30分辺りになっている。平均時速32.2キロで走るという計算になる。集団内にいればある程度は時速も稼げるので、今の体重では210キロの先頭集団から最初のヨナの登りで千切れることは必至だろう。あとは、こぼれた選手をどれくらい上手くまとめて、走りきるかがポイントとなる。

7時間のレース自体は今年5月に王滝で一度走っているので、どうにかなる可能性はゼロではない。

 

▪️市民210キロにはどんな能力が必要そう?

今回は走りきることが目標。まず自分が落車をせず、それに巻き込まれず、無駄な動きをせずにひたすら、一定の負荷で走る事だけを考えれば良いとシミュレート。

荒川サイクリングロード基準で言えば平均時速30キロ前後で6-7時間程度走れること。総運動量で6400キロカロリー程度出力できる必要があるだろうと。無理ではないけれど、ここ最近ではやっていない事ではあるので不安はかなりありました。

登坂に関しては茨城の不動峠X1.5くらいのヨナの登坂2回。210キロになってから追加された区間は未知数で分析するのをやめた。もう、ここに到達する頃は集団からも千切れ、完走を目指す各クラスのライダー周りと協力して走るしかなさそうだとだけ考えた。

結果から推測すると登坂に関しては、体重の3.5-4倍程度の出力を約20-25分間2回。ラストに3.5-4倍の出力を10分程度2回この辺が最低限必要な能力となります。ヨナ登り終えてから畳み掛けるような登りがあるので、そこは3-5分程度同様な出力を繰り返し出して、リカバリーする。また、下りで安定して踏める能力が大事だと思います。

▪️直前までの練習はどんなものが居るの?

みなさん「210キロ」に出るのに猛烈な練習をしまくってると思ってる方いませんか?レースに出てる方は全員真っ当な「勤め人」昔の自分のように週400-500キロを最低ラインなんて課してたらマトモに暮らせないですよね。。。

ワタシの基本的な練習パターンは日曜日と水曜日と隔週の火曜日

・「日曜日」「お店のトレーニングライドでの練習」@山岳で50−70キロ 平地でも70キロ前後
・「水曜日」「火曜日」は自主的な荒川でのライド距離100−120キロ程度
これがパターンとなっている。当然お店の仕事もあるし、全てを練習に振るわけにいかないので内容を考えたり加減をしている。
そもそも、このトレーニングパターンを完遂した事は、、、全く記憶にありません。お店での仕事などでできない事も多々あった筈。また、お店のライドイベントが定例化し始めたのが6月くらいからなので、積み上げのような練習は序盤全くできてはいなかった。
そもそも「わがままボディ」に磨きがかかってしまい。。。8年前の10キロ増しくらいの体重。。。73キロあります(笑

10月は長雨と途中で風邪をひいたことにより全く練習をしていない。序盤に200キロ程度乗った週もあったが、それっきりで200キロ台。自分でも走れないのが解る。ローラー台が苦手で「実走をどうしてもしたい派」なので週に200から300キロをコンスタントに乗るというのが「完走の為のベースライン」だろうと思う。もし練習するなら7−12時間/週くらいがベストなので。。。やはり「ローラー台」取り入れた方が良さそうだ。繰り返しになりますが。。。こんな練習今年は全くできてない!

▪️どんな機材が必要?

最近は市民レースでも機材特集が組まれていて、情報が多いので混乱しそう。これに関しては再度記事を書こうと思うが条件を書こうと思います。簡単に条件を列挙します。

 ・できればミドルグレード以上のロードバイク

(TREKならモデルネームの後ろに5以上の数字のつくモデル)

 ・中級グレード以上のホイール(paradigm comp以上)

 ・グリップの良いフレッシュな消耗していないタイヤ(R3以上)

※沖縄の路面は滑ります。琉球石灰岩を混ぜた舗装なのでグリップが内地よりも低いです。

・目的にあったフィッティングが出されている(7時間程度ストレスなく乗れるように→プレシジョンフィットですね!(笑)

・レースの直前に整備がなされている(1ヶ月くらい前に消耗品交換を1回と1週間くらい前に確認がベスト)

・タイヤなどは一度使って確認がされている(ワタシ本番前練習でパンクさせました)

これはどのカテゴリーのレースであっても、この条件をクリアした機材を揃えましょう。機材トラブルでの落車は周りに迷惑をかけますよ!

○ワタシの使用機材
機材 TREK Emonda SLR

コンポーネント カンパニョロ コーラス

ホイール アイオロス5

タイヤ コンチネンタル.コンペティション 120psi

▪️飛行機輪行について

これについては後日まとめた記事を書きますね。

(レース本番編に続く

 

 

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