「ライトメンテナンス」のお話

■自転車屋さんの春先あるある「なんか調子悪いんで、ちょっと点検してください」について。

春先になると、クロスバイクのご成約が増えるというのが風物詩です。また、今まで仕舞っていたスポーツバイクに乗りたくなって(数年振りに)乗り出したもの、なんか調子が悪いお店に持って行ってみよう!という。。。「ちょっと点検してください系」の方が増えると「春なんだなー」と実感します。

暖かくなってきて、バイクに乗るにはとても良い気候になってきました。
お花見したり、カフェに行ったり、サイクリングロードを走ってみたり。。。とても楽しいですよ。
もし、ショップ購入のバイクで定期的にメンテナンスをしているバイクでも数ヶ月乗らずにいたら。。。「点検」(サンクスサイクルラボでは「ライトメンテナンス」と呼びます)に出してくださいね。それから、楽しいライドにいきましょう。

定期的にメンテナンスもしている。でも乗る前に「点検」が何故必要なのか?
それは数ヶ月乗らずに居たと言うことは、タイヤなどが紫外線で劣化したり、硬化したりします。
また、細かい部分の油脂類が抜けてしまっていたり、汚れていたりします。こう言った各部パーツの状態や作動の確認作業を「点検」(inspection)と言います。
これに、チェーンの注油や増し締めなどの作業をするので当店での呼び名が「ライトメンテナンス」となるのですね。

■大丈夫かどうか解らないなら「点検」しましょう!

堅苦しい言い方になりますが、自転車は道路交通法上「軽車両」に該当します。この乗り物の整備状況によっては、自分や他人を傷つけたり、最悪命を落とす場合だってあります。この自転車「乗っても大丈夫かな?」そう感じたら先ずは「点検」しましょうね。ライトメンテナンスは2000円でお受けしている作業ですが、サンクスサイクルラボで購入したバイクについては「無料」で行なっています。

■ライトメンテナンスでどんな事を確認しているの?

サンクスサイクルラボで購入された車体に関して言うと「消耗品の消耗具合」「各パーツの状態の確認」がメインです。自転車は全ての部品が消耗品で出来ています。全ての部品が均等に消耗していくわけではありません。
数百キロで消耗するもの(ブレーキシューなど)1000〜3000キロで消耗するもの(チェーン・タイヤなど)その消耗スピードは様々です。また、紫外線や西葛西ですと、海が近いので風に含まれる塩による影響もあります。消耗品は摩耗限界まである程度の性能を保ってくれることが殆どなので、消耗した事による影響が解らない方の方が多いのです。つまりライダーが「なんかおかしいな」とライダー側が感じている時点で、部品の交換が必要なケースが多です。そうなる前に「今どんな状態か?」を把握しておきたいところです。そのための「ライトメンテナンス」なのです。

■サンクスサイクルラボで購入いただいた車両は「ライトメンテナンス」無料です

サンクスサイクルラボで購入いただいて、定期的に(月に一回程度)の頻度でライトメンテナンスを受けていただいている場合ですと、消耗の度合いを確認して「◯◯については大丈夫ですが、もうそろそろ◯◯の交換が必要になりそうなので、次のライトメンテに来店するタイミングで交換作業が必要そうですよ」という事をお伝え出来ます。これによって、車体の状態をライダーの側が把握できます。安心して安全なバイクに乗ることができます。

■例えばディスクブレーキパッドの消耗を極限以上に使うと。。。

写真のようにディスクブレーキパッドを消耗限界以上にバックプレートが見えるまで気がつかなくて。。。

「なんかブレーキがキーキー言うんですよ。。。」

こんな状態になってから持ち込みという場合を例にとりましょう。点検を受けていれば定期的にパッドを(工賃込みで4000円程)交換すればOK。
でも、もしこの状態で持ち込まれた場合は、交換するのはパッドだけで済まなくなります。
パッド&ローター交換&エア噛みによるフルード交換というさぎょうが 予想できます。クロスバイクで7000円程です。ロードバイクだと部品の単価が上がってきますので、大体12000円位の出費になります。

 

■「タイヤに空気を定期的に入れる」「チェーンに油を挿す」「定期的に点検をメカニックに依頼する」この3つが快適にスポーツバイクに乗る為の秘訣です。

 

他店購入のバイクであってもライトメンテナンス作業をお受けしております。工賃は2000円です。お気軽にご相談くださいね。
長期間乗らなかったり、置いてあったバイク。前回のメンテナンスがいつであったか思い出せないような場合。大抵の場合はオーバーホール(工賃25000円)になる場合が多いです。
実際にはバイクの状態が良くて、いくつかの作業や消耗品の交換で済む場合もありますので、ケースバイケースです。ただ、前回のメンテナンスの時期が思い出せないという状況だと、部品の消耗が進んでいるケースが多いので、継続的なライトメンテナンスで状態が維持できるように、一度全体の消耗をリセットしてあげる必要があります。五月雨式にメンテナンスを続けるよりは良いと思いますので「コストはそれなりに掛かるだろうなー」と言うことを頭に入れておいて頂けると、いざお店でショックを受けることは少ないかと思います。

買って一年しか経ってないから、部品なんて買えなくて良いと思ってた。
そんなことはありませんよ。愛情をしっかり掛けてあげてくださいね。
自転車にという機会にとっての愛情とは、こまめな点検と手入れ、そして消耗品の交換の事を指します。

せっかく楽しいサイクルライフを送らせてくれるバイクです。しっかりと「愛情」掛けてあげてくださいね。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!