これはお客様から許可を頂いて掲載したヘルメットです。
ライド中に落車をされて側頭部を打ち鎖骨を骨折されたそうです。
幸い手術をされて経過が順調とのことで本日バイクのチェックにいらっしゃいました。
バイクはホイールが軽く振れている程度でライトメンテナンスと変速調整で済みました。
ちょっと痛々しい写真ですが掲載いたします。ヘルメットのシェル部分がキチンと仕事をしており
最初の衝撃から中のシェルが割れるのを防いでくれています。
またこのモデルは MIPS搭載のサーキットというモデルですが、MIPSシステムが働いて、この衝撃にも関わらず頭蓋骨や脳への損傷は皆無でした。人間の頭でも側頭部は弱い箇所なので大事に至らなくてよかったと思います
ヘルメットの裏側を見てみましょう。
表側が割れていなくても、こちら側にクラックが入っています。これは裏側のシェル部が衝撃を吸収しながら壊れているのです。大体1.5メートル前後の高さからアスファルトに頭部が叩きつけられた衝撃を壊れながら吸収しております。ヘルメット本来の仕事は「壊れながらライダーを守ること」なのです。
見た目には形を保っていてもこのヘルメットは使用できません。
え?一回壊れたら買い替えなんですよね?
ご安心ください!ボントレガーのヘルメットには「クラッシュリプレイスメントプログラム」があります。破損したヘルメットはレシートをお持ちいただければ1年以内の破損であれば無償交換いたします。こちらのお客様もこの制度をご利用になって、新品のヘルメットに交換されました。
不安のあるまま乗るのは嫌ですし、ロードバイクは速度の出る乗り物です。安全に楽しみたいものですよね。