Emonda SLR 2018 フレームセット限定1台入荷しました。
2018Tour de Franceでのトレックチームの走りを支えたNEW Emonda SLR!このフレームセットが限定1台入荷いたしました。レースライダーなら欲しいハンドル位置の低くできるH1スケルトン仕様のサイズ52です。
価格は!351000円(税込)ですっ!
。。。?あれ?なんか安くないですか?
フレームセットなので、今手持ちのバイクからパーツを移し替えて組むことも出来ますよ!
見た目が「普通」なエモンダ故に「完全に設計を見直した」という部分が見た目に解りづらい!でも「エモンダ愛」に溢れるサンクスサイクルラボ西葛西店には同じ52サイズのH1スケルトン2017モデルがあります!そこでこの2台を見比べてみましょう。
やはり見た目の大きな違いは「剛性アップしたヘッド部」です!
写真の角度が悪いですが2台を並べると差が一目瞭然!2018の方が「うねうね」とした造型でヘッド部の容積を増やして剛性を稼いでいます。(単純に同一素材なら直径が大きければ剛性が上がります)2017は少しだけ、もがいた時にヘッド部の柔らかさを感じることがあったのですが、これなら何の問題もなさそうです。
剛性アップのためでしょうか?2018年はヘッド部の「おデコ」が大きくなっています。並べてみると良く解りますね。
写真が分かりにくいかと思いますがBB部もボリュームが少し増して剛性を稼いでいるのが解ります。「ヘッド」→「ダウンチューブ」→「チェーンステイ」がバイクの剛性を決める要素となるのですが、この部分の容積を増して、形状を最適化しようとする努力が伺えます。
元々「削ぎ落とす」がコンセプトのEmondaシリーズにおいて選手の要望に応えるために、この様な形状になったのだと思います。
見た目の派手さがない分、変化も大きく見えませんが、これは選手が惚れ込む「ペダリングフィール」が最大の特徴だとワタシが勝手に思っているEmondaシリーズの特性がさらにブラッシュアップされたものだと思いますよ!
硬いだけでは自転車は走らんのです!
比較写真がないのですが、シートポストが挿さらない構造のシートマストの特徴を最大に生かしたのが、このシートチューブ部で2017年モデルよりも、扁平していて縦方向の柔軟性を増しています。ISOスピードを使わずに快適性を増すための工夫と言えるし、ダウンチューブやヘッドの剛性が増した分硬くなったフレームの快適性を確保しています。
「堅きゃいいってもんじゃないんだよ!」
硬いだけのバイクは走らないんです。でも、柔らかいと進まない。だから最適な剛性が必要で、そこを突き詰めた結果だと思われます。
タイヤのクリアランスに対応するためでもありますが、シートステイの幅も少し広がっていますね。トップチューブ側も少し平べったい形状になった事も快適性に寄与しています。
現状のEmondaでも何の不満がないのですが確かに「快適に走れる路面レンジは狭い」と思いました。ただ、日本の舗装は世界的にみてもとても綺麗な部類に入るので何の問題も感じませんが、剛性が上がった分、犠牲になる部分はしっかりと対策されているのは流石だと思います。
最後にこのフレーム恐らく次回入荷はないと思います。(プロジェクトワンでオーダー出来ますが)ツールド沖縄辺りのレースに練習してから投入するなら、このタイミングが一番良いと思います。
迷ってる暇などありません!
とりあえず、凄みのあるこのバイク見に来てやってください。