ツール・ド・おきなわは「ガチレース」だけではありません。

「ツール・ド・おきなわ」はガチレースだけじゃないんです。

ここ最近各WEB媒体に「ツール・ド・おきなわ 各クラス優勝者のレポート」が掲載されていますね。また「ツール・ド・おきなわ」で検索をかければ、今日この日まで一生懸命練習をして来たライダー達の。レポートが沢山出て来ます。
一般的に「ツール・ド・おきなわ」は「ホビーレーサーの甲子園」とも呼ばれていて、そこかしこに「ガチ臭」が色濃く漂っているように感じる方多いと思います。
でも、それは「市民レース部門」のごくごく一部の方の話であって、実はもっと「ファン」な世界があると言う事を是非お伝えしたいと思います。

西葛西店には「西葛西オジサンズ」とワタシが勝手に名付けた、お客様の一群がいます。「ビギナーライド」というライドイベントによくいらっしゃいます。
「西葛西オジサンズ」はあまり年齢は関係がないのですが「とにかく楽しむ事を第一」にされている感じがする方々です。今年の7月頃に開催された「北アルプス山麓ライド」に、実は獲得標高とスタート地点の標高を間違えてお伝えし(騙してない!)行かれた辺りから、だんだんとオジサンズ達の間で、乗る量が増えていったようにも思います。

当然「沖縄も行きますよね?」「もう北アルプスも走れたし大丈夫ですよ!」と軽く騙し(騙してない!)毎回、楽しく騙されてくださっている、楽しい方々です。
当然「おきなわ」はサイクリング部門にエントリーしました。175キロで北部をぐるっと一周するライドイベントです。おきなわ現地でも、思い切り満喫していました。とても楽しそうです。

まさに「大人の遠足」感が半端ではなかったです。写真を中心にレポートしようと思います。

「はいさーい」あ、このヒコーキに乗っていた訳じゃないです。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ワタシは「重度のヒコーキマニア」です。ヒコーキのエンジンナセルの形状だけで、ご飯は3杯くらい食べられますし、主翼上の席だとフラップやエルロンやスポイラーの動きを見るだけで興奮するので一睡もできません。

朝一のスカイマークで、沖縄に到着しました。まずはこの期間中に使うレンタカー2台をピックアップしないといけません。最近は、ツアー客が多いので那覇空港付近の道も激混みするんですね。。。レンタカーをピックアップするだけで結構な時間を要してしまいました。

那覇空港は完全に「ツール・ド・おきなわ」モードです。ロビーにも沢山のバイク用のバッグを持ったライダーが溢れています。沖縄の人には「ツール・ド・おきなわ」は「つーるど」という呼び名で親しまれています。街中の人でも「あー、つーるどで、きたのー?」と聞かれるくらいの認知度です。

オジサンズ御一行と100キロクラスに参戦するライダーをピックアップをして、クルマに乗り込んでいざ、会場のある名護へ!と言いたいとこですが、時間も丁度昼時を過ぎた感じなので、こりゃ「沖縄そば」食べるでしょ!と言う事で。。。

丁度、空港から那覇インターへ向かう途中にある「国場」という街にある「すーまぬめぇ」というお店に行きます。ここは古民家をそのまま流用した、沖縄そばのお店です。
ワタシは沖縄に行くと必ず寄るお店です。

なんだかとても「沖縄感」あるお庭と「しーさー」に出迎えを受けます。
どうでも良いのですが、沖縄の小学生は「じゃんけん」の時「最初はグー!」のかわりに「最初はシーサー!」と言うらしいです(騙してない!)

もうなんだか、親戚のお家見たいでしょう?

長旅の疲れもあり、思い切り寛いでいます。って、いうか。。。もう自分の家か!という寛ぎぶりです。ちなみに沖縄の街中の食堂だと、座敷席で食事をすると、その後ちょっと横になっちゃうオジサンとか時々います。さすがにここでは、それはなかったですけどね(笑)

「沖縄そば」始めは「三味そば」ソーキと三枚肉とてびちぃの3つが楽しめるそばです。
あ、すみません。じゅうしい(炊き込みご飯)もつけました。。。

この後は、一路高速道路に乗って名護へ向かいます。今回は見逃してしまいましたが、この名護へ向かう高速の途中で演習地を縦断する形で高速があるせいか

「実弾演習中 流れ弾に注意!」
という「えっ!それ流れ弾来てもどうするねん!注意できるかー!っていうか、、、当たったら死ぬでしょ!」という看板があった記憶があります。名護インターで降りて、先ずはコンドミニアムにチェックインします。オジサンズ達は、明日の為のブリーフィングと、ゼッケンなどの受け取りの為に名護市街へ。。。

ワタシは、運んで来たバイクの組み立てを開始。
じゃなかった。。。。実はこの前にとある事件が発生します。

オジサン4名で予約したコンドミニアムのうち2名分の寝具がコレ!ざわつくオジサン達。枕微妙にくっついてるし。。。むしろ、かなりラブラブモード。
顔を見合わせながら「えっ。。。?どうする?」「どうしましょうねー」って微妙に検討モードに入るオジサンズ、、、って、検討するんかーい!
こう言う事に、動じない「大人の余裕」と言うものが素晴らしいなと。
ちゃんとフロントに布団を借りたので偶発事態の発生は避けられました。

そういえばその昔ディミトリ・フロム・パリの「Love Love Mode」って曲ありましたね。ひたすら女の子の声で「らぶらぶもーど」って繰り返すだけの。。。知ってます?急に思い出しました。

ブリーフィングを終えた「オジサンズ」と名護の街で合流「名護曲」という有名なお店に行きました。ここもとても美味しいお店です。クルマで麓まできてしまったので「ちゃんぷるー」を肴にオリオンビールを飲めなかった事を激しく悔やむオジサン達。

えっと、皆さんは、明日175キロ走るんですよ?

ええ、まぁそりゃ飲みますよね。オリオンビール。なんとも良い飲みっぷりです。

流石に手抜かりはありません。一晩で飲みきったわけではありませんが、基本的に「在沖時はオリオンビール」というポリシーを頑なに守るお二人でした。

やはり、ちゃんとした大人であるオジサンズ」酒を飲んだくらいで、翌朝寝飛ばしたりなんてしません。4時半にキッカリと起きて、ちゃんとスタート地点に向かいます。

実はサイクリング部門のスタート地点に行くの、ワタシ初めてだったんです。国際レースに出ていた頃は、クリテリウムだったり、移動疲れで寝ていたりしますし、去年はこの時点ではまだ空の上でした。
もう、物凄い数の人がエントリーしています。その数は各クラスで800名以上。しかもそのうち600名が海外からの参加者なのです。そして400名以上が台湾からのライダーなのだそう!なので、スタートラインは日本語があまり聞こえない感じです。

さー、オジサンズ達もスタートです。いってらっしゃーい。

ワタシは一発目の上りの「与那の登り」をクルマでチェックついでに、クルマで本部半島も見ようと、クルマで後追いをします。

途中で追い越しては写真を撮ったりします。

でも、元来のメカニックの性なのか、途中で止まってメカトラを起こしている人をみると、どうしても止まりたくなるのです。一応工具もスペアパーツも車載していましたし。
トラブルで立ち止まっている一群のライダーを見かけて「大丈夫?」と聞くと、台湾からのライダーでした。リアメカの調整で意外とアッサリ直ると「おおおおおおーーーーーー!」となんか異様に盛り上がる一群。何でかよく解らないけれど皆んなでセルフィーまで撮られました(笑

ともかく台湾のライダーは皆んな「すごく楽しんでいる」という感じが印象的でした。

ちなみに次の写真を撮ろうと先回りして、止まっているとさっき助けたライダー達が、自分を見つけるなり「センキュー」と言いながら通り過ぎて行きました。ちょっと感動。
まぁ、せっかく台湾から沖縄来たんだし、メカトラで走れなくなったら悲しいもんね。

チェックポイント兼休憩場はこんな感じです。レースではこういった場所で立ち止まったりはしないので、なんだか新鮮です。

凄いですね。台湾からのライダーは「ツアー」で来ているので、こういった補給車やもしもの時の、回収用マイクロバスや、写真を撮る撮影部隊もいました。

こんな綺麗な景色の中を走るんですよー!

本部半島を超えて北上していくと、、、パンクをしているライダー発見。フロアポンプを貸したりもしました。

まだまだ、この辺までは元気でしたねー。ワタシ、ドライブとサポート活動を楽しみ過ぎて時間がなくなり、一旦宿に戻る事に。。。

戻る途中で「前田食堂」に寄って「そーきそば」ホント食べてばっかりだな!すみません。ここの「牛肉そば」も良いんですけど、個人的にはソーキが美味しいと思います。

宿に一旦戻り、地元沖縄出身のサンクスメンバー(この日から名護入り)照屋君と合流。調整のライドと、峠だけ一本登り約40キロくらい乗りました。オジサンズの連絡用のLINEへの発信が徐々に途絶え途絶えになっていくのが心配でしたが。。。

まぁ、そろそろかなぁと思い、名護へ迎えに行ったタイミングで「無事走りきりました!」というメッセージが。いやー!よかった!無事走り切ったー!って、もう辺りは真っ暗です。最終ゴール時間が19時ですが1時間残して18時に名護に戻ってきました。
どうやら、途中の休憩所で他のライダーが、のんびりしているのにつられて、ゆっくりし過ぎたのだとか!必死に先頭交代してどうにか帰ってきたのだそうです。

バッチリ完走しましたね。やっぱりとても良いお顔してますよねー。

夜は照屋君オススメの「海洋」へ。ステーキが1000円!もう意味のわからない安さ!そして美味しい!ご飯おかわり自由!思い切りカーボローディングしました。

まぁ、そりゃ飲みますよね!オリオンビール!美味しいに決まってます!

宿に戻ってからも、翌日のレース参戦ライダーに気遣いながら、静かに泡盛とビールを飲むお二人でした。本当に楽しんでいるし、ブレてない!
翌日はワタシはレースだったのですが、それを待っている間に「オリオンビールの工場」を見学に行っていたそうです。更に沖縄といえばA&W(エンダー)のハンバーガー。当然シッカリと堪能されていた様子。

この日は照屋君が「市民50キロで3位入賞!」まぁ、飲みますわな。飲みわすわな。君はオジサンじゃないけど。美味しいに決まってる。彼は仕事があるので、そのまま東京に帰っていきました。

この日の夜は名護市街の「がちまやぁ」に行って「魚料理を中心に堪能」いやー、ビールが沁みる沁みる!宿に帰ってからも当然オリオンビール&泡盛!

まずは、現地で色々ツイートしてたらしいコイツをOS500にブチ込み、他のバイクをパッキングします。

クルマにバイクを入れると少し名残惜しい感じもします。

まずは早い飛行機で帰るメンバー小林さんを空港へ送り届けます。首里で合流できるかな?と思ったオジサンズは「万座毛」「首里城」と巡り「国際通り」で「あぐー豚」を満喫した様子。「沖縄そば」「沖縄料理」「ステーキ」「沖縄の海産物」「あぐー」「オリオンビール」と全てをコンプリートした模様。

ちょっと、タイミングの合わなかったワタシは「首里そば」行ってきました。ここはとても自然で優しい味のする「そば」でしたね。。。

空港で合流し、パッキングしたバイクを渡して一足先に東京へ!お疲れ様でした!本当に満喫できてよかったです。また、来年も行きましょうね!
この後ワタシは、レンタカー2台返して余裕かなー。。。なんて思ったら、結構道が混んだりしてかなり余裕なく、搭乗時間ギリギリにA&Wをロビーで食べて機上の人になりました。

どうですか?WEBの記事にあるような「ガチレーサー」の祭典だけでもないのです。こうやって、ライドと沖縄を思い切り満喫することもできるんですよ。とても奥が深いし、走りながら友達を増やすことだってできます。事実ワタシは沖縄でしか会えない友達もいますし、レース仲間と沖縄で再会したりもします。

ぜひ、この楽しい世界味わいましょう!おまちしてますよ!

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