Emonda SL と ALRのどっちが良いのですか?
「エモンダSL5(230040 税込)とエモンダALR5( 179280 税込)どっちが良いですか?」「やっぱりカーボンがいいですか?」そんなご質問をいただくこと時々あります。
最近はインターネットで調べ物をされてから、ご来店くださる方が多いので「カーボン=軽量」「アルミ=初心者向け」漠然とそんなイメージをお持ちの方も多そうです。
カーボンって軽いだけでしょう?
まず「カーボン=軽量」って言っても実際の差は500g程度なのです。構成パーツが同じ場合はフレームの重量差が、バイクの重量差となります。
自転車屋的には「え!そんなに!差があるの!」なのですが恐らくこれからバイクを始めらる方にとっては「え!?その程度しか軽くないの?」だと思います。
では?アルミのALRとSLとの間には、どこに差があるのでしょう?
それは。。。「乗り心地が違います」
パイプを加工して、溶接してフレーム作るアルミバイクと違い。金型にカーボン繊維の向きや積層の数や形状を自由に設計できるカーボンバイクは、より理想に近いフレーム設計をすることができます。なので。。。雑な表現になりますが、同じ剛性のフレーム(ライダーのパワーを伝達しやすい)フレームを作った時に、乗り心地を犠牲にしないフレームを設計することが可能なのです。
グレードの比較的近いバイクを比較するとですが、アルミとカーボンの差は「乗った時のフィーリング」が違います。やはり比較をすると「静か」です。余計な振動が来なくてストレスがありません。
また、最適に形状が設計されているので、ペダルを漕いだ時に進む感じはやはりカーボンが良いのは否めません。
初心者なんでアルミから。。。
ワタシが自転車競技を始めた90年代の中旬は、トップモデルがスチールのフレームからアルミにフレーム素材は移行して行った時期です。そして、2000年代の中旬くらいまでは徐々にトップモデルがカーボンに移行していくのですが、、、ワタシはアルミのフレームの「カキーン!」とした乗り味が大好きで、特にヨーロッパ贔屓だった事もありイタリア製のアルミロードバイクを乗り継いで行きました。
快適性?何それ?とにかくレースが終わるまでは我慢しろ!と言わんばかりのスパルタンな乗り心地と、踏めばスパーン!と進む加速感が大好きでした。
なので、2009年辺りまではレースバイクはアルミでした。
つまり、アルミが初心者用という訳でもなんでもないのです。
エモンダALRに初めて乗った時は衝撃的でした。これが。。。10万円代のバイク?昔のフレーム価格25万くらいのバイクに匹敵するくらいにイイ!実はワタシが「トレックのコンセプトストアをやろう」と決意させたバイクは、ハイエンドバイクでも何でもなくて、この「エモンダALR」を知ったからなのです。
もし、仮に学生さんでレースに出る。という方がお店に来られたら、、、高いカーボンのSLよりもALRをお勧めするかもしれません。クラッシュに対して丈夫だし、価格も少しお安いですしね。ガンガン乗るならこっちも良いんですよ。
乗り心地が多少犠牲になっても、ガンガン使えるバイクが欲しい。。。
そんな方には迷わずALRをお勧めします。初心者だから。。。とかそう行った理由ではなくて、どんな使い方をしたいか?どんな走り方を楽しみたいか?そんなイメージを伝えてください。
それに合わせたバイクをサンクスサイクルラボはご提案しますよ。