正解のないシクロクロス機材のお話

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最初に書いておきます。今日の記事はただのマニアック記事です。

誰かの役に立つとか、有意義な商品をご紹介するとか、そういう事を期待されているようでしたら。。。お時間の無駄になるかと思います。恐らく近いうちに機材を更新する事になるので備忘録というか、思い入れ的ににも書いておくべきかなと思いまして。。。今日の記事を書きます。

ワタシは現在はカテゴリー2というクラスでレースを走っています。
先日行われた「湘南シクロクロス第二戦」で5位に入り、どうにか今シーズンの残留を決めました。
ドライ路面かつ平坦だったので「わがままボディ」があまりネックにならなかったのかも知れませんね。

レースをする時の機材は「道具」である。ギタリストにとってのギターと同じ

もしギタリストの人が居て(ワタシ昔ギター小僧でした)ギターが壊れちゃった。。。もしくは盗まれてしまった!という事が起きたら。。。ギターを弾くのを辞めてしまうか?と言われたらそんな事ないと思うのです。表現したい事があって、それを表現する為の道具。それがギタリストにとってのギターです。
レースを走るライダーは「レースをする事」が大事で、その為の「機材」が「バイク」です。
ここに求める条件とか「性能がよく」「自分に合って居て(気分的に物理的にサイズ的に)「良い状態を保ちやすく」「交換部品が容易に手に入り」「ちゃんと使えるもの」である事が全てです。
「ブランド名」だとか、そんな事はどうでも良い事です。
ただし、その条件を満たすモノを現在のレースバイクの世界で探そうとすると、必然的に「大きなメーカー」の製品に限る。という事実があるだけです。もう「工場としてのレパルトコルセ」というものは憧れやロマンがありますが、現実的ではありません。

ワタシが今使っているバイクについて

3シーズン前の「Boone」のカンチ仕様のフレームから、手持ちのパーツで組み上げたバイクです。
軽くスペックを書いて見ます。

フレーム TREK BOONE サイズ52

メインコンポ Shimano 6800系アルテグラ Di2
クランクセットのみ9000DA ※チェンリング ウルフトゥース

ブレーキ 前後 ディズナ

ホイールセット 前後デュラエース28 h(ハブ年式が前後で違うのはご愛嬌)リムはPAXのワイドリム
スポークはDT#14プレーンの手組みホイール
タイヤ    フロント チャレンジ・ベイビーライムス リア チヤレンジ・グリフォ

ハンドル リッチー・ネオクラシック 420mm

ステム ボントレガーPRO 90mm

サドル ボントレガー・モントローズ 148mm

 

「いやさ、もうこのカラーのカンティ仕様のブーン乗ってるのヨシノリさんと、セタジンとネイスJrくらいだよ」と先日友人にレース会場で言われてしまいました。。。
組んでから衝撃を受ける位良いバイクでした。とにかく「踏める」「ビックリするくらい進む」そして「癖なく曲がる」そりゃそうですよね。。。あの「ネイス様」の監修の元に作られたバイクなのですから、、、それ以前とそれ以降のバイクがぜんっぜん違う!現行のBooneの走りの良さは間違いなく「ネイス様」のお陰であると、ベルギービール大好き店長は信じて居ます。

あー。ヴォンヴー飲みたい。。。大月酒店のやつね

剛性を上げると、荒れた路面でバイクが跳ねる。跳ねると進まなくなる。跳ねないようにするには「大きなギア」を踏み倒さないといけない。このジレンマを「ISOスピード」で解消したのが素晴らしい。ちょっとバンピーナ路面で軽くギアを掛けるとビックリする位前に進みますよ。これは「Boone」にしかなし得ない特徴ですね。

 

ちょっと変なワイアの取り回しとカンチについて

アメリカンバイクに純正でついているワイヤ受けはフォークの前側に出っ張っていて、どうも泥が溜まる気がするので好きではありません。かといって「クリフハンガー」というワイア受けを使うと、取り付け部で大きくワイアが曲がるの引きが重くなる。昔ならステムに穴を開けたのですが、そういう訳にもいかないので、ステムの上側を廻してワイヤの曲がりを極力少なくしています。

そして、ワタシは、スプーキーなどの「マファックタイプ」のカンティブレーキが好きではありません。何故か?「対泥詰まり性能は良いけど効きが弱い」からです。昔はディスクに良いものが無いので、カンティを使っていましたが「可能な限り効くセッティング」を追求していました。
入手の容易な「ロード用ブレーキシュー」を使えて、効きが良くて無闇に高く無いブレーキを探した結果、このブレーキに行き着きました。「ブレーキは効いた方が良いに決まってる」ので本当は早くディスクブレーキにするべきなのだと思います。純正のワイヤーリードを使わず「ダイアコンペの千鳥」「フクヨリのワイヤー」を使うのも同様の理由で、なるべくセッティングの自由度を上げて、ブレーキパワーの損失を少なくする為に、フクヨリのワイヤーを採用しています。

個人的にはチューブラータイヤが好き。でもチューブレス凄く良いと思っています。

以前は「チューブラータイヤ原理主義者」でした。それ以外なんて邪道!でも昨今のチューブレスタイヤはリムの精度が上がったり、規格が統一されたことにより低圧でのリム落ちが減ったので、凄く良いと思っています。
このバイクに付いているのは試合用のホイールで、普段は「ボントレガー・レース」を使っています。試合用のホイールは23mm幅のチューブラーリムを使っていて、ボントレガーのワイドリムでもホイールセッティングを変えなくていいのはとても気に入っています。
チューブラーの貼り方は、一般的な「リム側3度塗り・タイヤ2度塗り」ですが、今回試しに「CXTAPE」という製品を試しています。まぁ、剥がれることは無いと思いますよ。

DI2を使う理由

実はワタシ「カンパ派」です。ロードバイクには「機械式」のカンパを愛用しています。でもシフト回数が異常に多いシクロクロス。ブレーキも多用し、指の疲れを極力減らしたいので、電動のコンポーネントが最高だと思っています。機械式シマノの泣き所である「変速パーツがブレーキレバーにぶら下がってる」構造がDI2には無いので、ブレーキの引きを軽く出来るというのもポイントです。

でもね、、、やっぱりディスクにDI2が良いよね。次は。。。8000系のディスクだな。。。

常に最良の機材は何か?そんな事を考えています。

別にマニアックになりたいのでは無いのです。ロードの機材は走る条件がかなり揃っているので「正解」が存在します。それは「機材のカッコよさ」においても同様です。どちらかというと「様式美的」な正解のあり方です。日本人にロード機材マニアが多く存在するのはそんな所も有るかも知れません。
シクロクロスには「様式美的な正解」は存在しません。でも「各ライダーの正解」はあります。なので、常に「工夫」と「考える事」を必要とされるのが、とても面白い所です。
また「レギュレーション」によって機材が制約されていて、若干ロード的な様式美も加味した方がより「格好良さ」が増すというのも好みのポイントです。

今でこそ「アメリカ系のオシャレ感」が入ってきていますが20年位前は、もうどこも入る余地が無いくらいに「ド・ヨーロッパ感」溢れる競技でした。その世界観において「ヨーロッパこそ本場」でありましたが、マウンテンバイクの流行により「アメリカっぽさ」が入るというのが「様式美と自由さ」のせめぎあいがあって好きなのです。そして、シクロクロスでは「ただ楽しければ良いじゃん」という部分よりも「速く走ることが正義」という部分が色濃く有るのも魅力ではありますね。

でもね、こんな機材ウンチクよりも「人間が強くなる」この事の方が何十倍も大事なのですが。やはりワタシ「機材」も大好きなんですよね。マニアじゃありませんが。。。

もし、こんな人に機材を任せても良いな。話聞きたいなって思っていただけたら。。。お店に遊びにきてくださいね。

 


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